しなしなまち宿ばなし

徹底解説!しなしなまちやど妄想 其の壱

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

小木の町並みを活かした取り組みを進める「小木湊まちなみの輪」
“しなしなまちやど妄想”なるものを昨年発表しました。

一体どんな妄想なのでしょうか?
ひとつひとつ解説していきます!

涼み台の野望

かつて小木の町には涼み台と呼ばれるベンチが各家庭にありました。
夏の夕方になると扇子を片手に囲碁や世間話を楽しむ姿が見られたそうです。

この涼み台を復活させ、住民同士あるいは住民と観光客の交流の場づくりを考えています。

涼み台があることで、高齢者が近所の人と交流できる「場」になり、
子どもたちの登下校の見守りの「場」になるでしょう。

テイクアウトの食べ物や飲み物で一休みする「場」、
ビールを片手におつまみを楽しむ「場」にもなるはずです。

↑今年度試作した涼み台。

来年度、国際ボランティア団体の手を借りつつ、
竹職人を講師にお招きし、涼み台の作成に着手する予定です。

完成した暁にはきっと小木の町歩きがもっと楽しくなるに違いありません♪

芸者ミュージアム

小木の町は江戸から明治にかけて和船の往来で大変にぎわいました。
そんな港町に欠かせないものといえば芸者遊びです。
最盛期には小さな小木の町に300人もの芸者がいたと伝わっています。

明治時代には当時大人気だった小説家・尾崎紅葉が小木を訪れ、
お糸という芸者とロマンスを繰り広げました。

当時の華やかな小木の様子を少しでも感じてもらうよう、
芸者の資料や写真を集めたミュージアムをつくります。

一歩入って船乗りたちの夢見た世界を味わえば、
小木の町がまた違って見えることでしょう。

城山一周遊歩道の復活 まちなかとジオパークを結ぶ

小木は町並みもさることながら地形や地質も大変面白いところです。
佐渡は全国46か所のジオパークのうちの1つに認定されています。
その中でも小木半島は重要な場所として位置付けられています。

小木の町のシンボル的存在、城山は火山活動と地震によって形作られました。
海底のマグマが冷えて固まったものが地震によって地表へ現れたと考えられています。

↑海中から突き出た船つなぎ石が可愛らしい。奥に見えるのが城山。

この城山があることで小木の港はどちらの方向から風が吹いても、
安全な方角へ避難することができるため、風待ち港として栄えたと言われています。

そんな城山の周りには一周遊歩道が設けられています。
観光客が景色を楽しんだり、地元の人が散歩をしたりする場として親しまれていました。

しかし、しばらく前に発生した落石により遊歩道が破損し、
以来通行止めとなっています。

なんとかここを再び通れるようにして、
まちなかとジオパークを結び付けたいと考えています。

以上しなしなまちやど妄想解説でした!
小木のミライがどうなっていくのか目が離せません!!
其の弐、其の参もお楽しみに~

コメントを残す

*

CAPTCHA