小木の町並みを活かした取り組みを進める「小木湊まちなみの輪」
“しなしなまちやど妄想”なるものを昨年発表しました。

一体どんな妄想なのでしょうか?
ひとつひとつ解説していきます!
復活!レジェンドメニュー
ウインナーコーヒーはご存じでしょうか?
日本ではコーヒーの上にホイップクリームを浮かべたものとして認知されています。
(ウイーンでは通じないそうです、ご注意を!)
そんなウインナーコーヒーがまだ広く知られる前の話・・・
小木のある喫茶店を訪れたお客さんがウインナーコーヒーを注文しました。
そこは日本海の離島のさらに端っこ、そんなおしゃれなものを知るはずがありません。
店主は考えた末になんと、ウインナーソーセージをコーヒーに添えて提供したと言われています。
これはまことしやかに語り継がれるウワサなのですが、
せっかくだったら再現してみてはどうかということになりました。
2022年の6月、NPO法人まちづくり学校の企画で小木の町歩きが行われました。
その際にウェルカムドリンクとして提供したのが伝説のウインナーコーヒーです。
↑伝説のウインナーコーヒー。追いウインナー付き。
飲んだ方の反応はいうと、なんと上々でした!
コーヒーの苦みとウインナーの塩気がよくマッチするそうです。
(ウケ狙いで出したのになんともいえない結果に・・・笑)
リノベーション琴平座復活
小木の町は木崎から琴平までとよく言われます。
町の両端に位置し、時代の移り変わりを見守ってきた神社です。
琴平神社は海運の守り神として船乗りたちから篤い信仰を集めました。
北前船の乗組員たちは小木に上陸するとまず木崎神社、琴平神社に参ったそうです。
そんな琴平神社の門前には讃岐の金毘羅さんと同じく、歌舞伎小屋がありました。
回り舞台を備えた立派な建物で、芸者による歌舞伎や青年芝居が催されたと伝わります。
末期には映画館としても利用され、町民の思い出の場所でした。
↑あまりのお客さんの多さに何度も2階が抜け落ちたとか。
今も伝統芸能が多く残る町のシンボルとして琴平座を復活させることにより、
港町小木再興と繁栄のきっかけとします。
シェアキッチンから“おぎ朝食”をつくりだす
小木の町はコンパクトで歩いて回るのにぴったりな町です。
最近ではカフェやゲストハウスが次々と誕生しています。
しかし、朝食を提供するお店がないことが課題となっています。
これを逆手にとって町ぐるみでおもてなしをしようと考えました。
店舗を構えて朝食を提供することはかなりの労力が必要です。
もしどこかにシェアキッチンがあれば、日替わり、週替わり、週末だけといった選択肢が生まれ、
チャレンジしてみようという人が現れるのではないでしょうか。
また、そうした個人・法人とシェアキッチンを、
さらには宿泊者と朝食を結びつける役割をしなしな品川屋が担っていきます。
↑元・染物屋。ゆくゆくは以前の形に近づけた上での公開を目指している。
※来春、新しい飲食店が小木にオープンするという情報をつかみました!
朝食を提供するかも?という話なので期待が高まります!!